2022年5月24日(火)13時30分より
第6回介護離職防止対策シンポジウム兼2021年度第3回介護離職防止対策アドバイザー勉強会を開催いたしました。
介護離職防止対策アドバイザーにはZOOM会場
一般参加者にはYouTube会場
そして、八重洲の会場と3会場で参加いただきました。
2部は
元ケアラー(在宅介護8年・施設介護5年) 小岩弘子氏
医療法人社団 龍岡会
文京区 高齢者あんしん相談センター本富士
(地域包括支援センター)センター長 中谷伸夫氏
株式会社ケアワーク弥生 専務取締役
小規模多機能型居宅介護 ユアハウス弥生
所長 飯塚裕久氏
ココロとカラダのケアラボ 代表
ウェルリンク株式会社
介護と心の相談室チーフコンサルタント 飯野三紀子氏
によるトークセッション
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1部セミナー参加者の感想
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・「仕事と介護の両立」と一言で言っても前提条件がずれるというお話しが大変勉強になりました。従業員のキャリア支援を会社としてどう伝えていくかを立ち返り、社内に浸透させていきたいと強く思いました。
・育児は話題にされるが、介護はなかなか話題にされないとの先生の話に共感しました。ともすれば、介護される側へ目が向きがちですが、介護は介護する者のキャリアを抜きにしては、本当の対応はできないと思っています。”ケアラーファースト”の意識をもって、引き続き、自分にできることに取り組んでいきたいと感じました。
・「いいふらし元年」や育児介護休業法の改定など、新しい視点でのお話がとても新鮮で勉強になりました。
・育児介護休業法の改正について育児休業取得予定者や他のスタッフに対して話をしていましたが、育児「介護」休業法と介護休業にも関わることがあると認識していなかった自分に気づかされました。
・お恥ずかしながら介護休暇の制度があることを知りませんでした。これは人事課の方は絶対に聞くべき内容と思いました。
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2部トークセッション参加者の感想
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・長期ケアラーの方、地域包括センター、介護施設、カウンセラー、それぞれの方が、自らの立場で具体的な事例や課題として認識されていることについて本音を語られ、興味深く聞かせていただきました。また、相互に意見交換される中、発せられる言葉にも重みがあって、大変勉強になりました。
・それぞれのお立場でお話をいただき、改めて感じることが沢山ありました。介護=直視したくないもの、という意識が介護を難しくしているのだと思います。引き続き、介護を取り巻く課題に関する学びを深めていきたいと感じました。
・地域包括支援センターの取り組みを知る良い時間になりました。会社の担当地区にあるセンターに支援策を相談してみようと思います。
・実際に介護という問題に別の立場でかかわっている方の生の意見がとても参考になりました。キャリア支援をする立場におりますが、相談者が希望してくれるから動けるので、「もっとわがままになっていい」という言葉に共感いたしました。前例のないことにチャレンジしていきたいです。
・知らないことがたくさんありました!地域包括支援センターの存在は知っていましたが、そんな時点で、そんなことも相談していいの?と目からうろこでした。また、それぞれの立場の方々の率直なお話が本当に参考になりました。今後に生かしていきたいです。ありがとうございました。
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その他
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さすがKABS主催の勉強会だと思いました。これだけの方のお話を一度に聞ける機会はなかなかない。非常に濃密な3時間でした。ありがとうございました。
経験者や現場のお話を聞けてとても参考になりました。家族の介護を恥ずかしく思い、相談できない相談者がいるということを認識して相談対応をしたいと思いました。貴重なお話を聞かせていただく機会を提供していただき、ありがとうございました。
当社ではまだまだ、踏み込めていない部分ですが、それはこちら側が育児より介護は言い出しにくいし隠したがるから、配慮をしなさいという方向でしたが、そういう配慮がなおさらに、現在介護をしている人たちが主張しにくい状態を作っていて、また、声が無いから後回しにしている理由になってと、負のスパイラルだなとシンポジウムを拝聴して感じました。
介護シンポジウムに初めて参加いたしましたが、とても勉強になり充実して時間であっという間に過ぎてしまいました。「介護について人事、管理職、従業員も知らない」を体感しております。介護支援プロジェクトを組みましたが、施策について誰もジャッジができないのでなかなか先に進みません。やはり介護に取り組むメンバーは知識をつけて共通認識を統一させて前進していきたいと思います。本日はお忙しい中セミナーを開催してくださりありがとうございました。
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ご参加いただいた皆さま、それぞれの立場でいろいろなことを考えるきっかけになった
そんなシンポジウムだったと思います。
KABSは引き続き
介護をしながら働くことが当たり前の社会を作るために活動してまいります。
皆さまの応援とご協力を何卒宜しくお願い申し上げます。